作家・吉村喜彦のホームページ

ウイスキー・ボーイ

ウイスキー・ボーイ

PHP文芸文庫 ウイスキー・ボーイ ライバル商品の台頭、口だけの上司、社内政治に長けた同僚…、みんなまとめてかかってこい!―支店から本社の宣伝部に復帰した上杉。 ウイスキーの売上は低迷し、会社が打ち出す販売戦略も迷走つづき。そんなとき、上杉 …

マスター。ウイスキーください

マスター。ウイスキーください

日本列島バーの旅 マスターの話にはその土地の匂いがあり、空の色があり、水の影、風のそよぎがある。 「あのマスターに会うために、あのバーで、あのウイスキーを飲みたい」 そんな夢のような旅に出ようと思った。 ——&#82 …

食べる、飲む、聞く 沖縄美味の島

食べる、飲む、聞く 沖縄美味の島

宮廷料理から百年古酒まで。 知恵と心とユーモアを味わう上質スローフード紀行。 旅は、那覇の牧志(まきし)公設市場からはじまった。 そこは活気に溢れ、子どものころのお祭りや縁日の雰囲気とそっくりだった。二階にある食堂「きらく」の李(り)さんと …

ヒバリが歌うジプシー村へ 4

ヒバリが歌うジプシー村へ 4

村は埃だらけの道に沿って細長く延び、その道に並行して天井川のように鉄道線路が走っている。そして、集落を左右から挟むようにして標高100メートル足らずの芝に覆われた小高い丘がゆるやかに広がる。 日曜の朝は6時から村の外れに市が立つ。 釘などの …

ヒバリが歌うジプシー村へ 3

ヒバリが歌うジプシー村へ 3

翌朝、天高くさえずるヒバリの声で目覚めた。 ファンファーレとはブラスバンド。チォカリーアとはヒバリのこと。 たしかにチォカリーアのブラスの音と、くるくる回るようなヒバリの声はよく似ている。 朝食に出た半熟卵が濃厚で美味しい。 家の敷地内とい …

ヒバリが歌うジプシー村へ 2

ヒバリが歌うジプシー村へ 2

ゼチェ・プラジニに一番近い、ロマンという町で夕食をとった。 チョルバ・デ・ブルタ(牛の胃袋などモツの入ったスープ)とマッシュ・ルームのソテー。チョルバにはサワー・クリームをたっぷり入れる。酸味とコクのハーモニーがいい。モツが柔らかく煮込まれ …

ヒバリが歌うジプシー村へ 1

ヒバリが歌うジプシー村へ 1

ルーマニア・ブカレストのオトペニ空港は、空港というより、どことなく、映画「アメリカン・グラフィティー」に出てくる田舎の飛行場といった趣だった。 着陸するとき、成田ほどの大きさの空港内にある飛行機の数を上空から数えてみると12機しかいない。 …