作家・吉村喜彦のホームページ

さて、今日は、アジア各地をめぐりましょう。

まず、最初は台湾。

日本の台湾料理店でも定番になっている、有名な台湾料理・・・といえば、

「担仔麺(たんつううめん、台湾語でターアーミー)」です。

 小麦粉の中細のストレート麺。

スープに豚のそぼろ肉と海老、シャンツァイ、ニンニクソースなどがのっています。

 ラーメンみたいに大きな器ではなく、日本のご飯茶碗ほどの小さい器でサーブされます。

 担仔麺は台南・南部の台南市が発祥の地。

 中国が清の時代。台南にそばを売り歩く男がいたそうです。

対岸の福建省から台湾に移住した漁民でした。

台南には豊かな漁場があったのですが、

夏と秋は台風の通り道になるので、漁に出られません。

そこで、その間の暮らしをたてるため、

子どもの頃からなじんでいた汁そばをつくり、

天秤棒をかついで売り歩き、それが人気の食べものとなったそうです。

担仔麺とは、「かついで歩く麵」という意味なんだそうです。

 では、台南出身のシンガー・ソングライター、クラウド・ルーで、

「港の男」どうぞ。

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M1.「港の男」盧廣仲 4:45

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「港の男」 クラウド・ルー (4分45秒) <P-VINE PCD-93728>

「港の男」
クラウド・ルー
(4分45秒)
<P-VINE PCD-93728>


 

 さて、続いては、韓国。

ソウルの北東、約80㎞の距離にある街・チュンチョン。

ソウルから電車で1時間ちょっと。

チュンチョンは、じつは日本人に有名な街です。

『冬のソナタ』のロケ地なんですね。

ドラマのなかでは、主人公のユジンとチュンサンが学生時代に住んでいた街という設定でした。

そんなチュンチョン。

じつは、おいしい韓国料理「タッカルビ」発祥の地なんです。

韓国語で「タッ」は鶏のこと。タッカルビとは鶏カルビ。

適当な大きさにカットした鶏肉を、コチジャン・ベースの真っ赤なタレとよく和えて寝かしておき、大きな平たい鉄鍋にキャベツ、サツマイモ、ニンジン、エゴマなどと一緒に炒めて食べます。

コクのある辛いタッカルビを食べたあとは、残ったタレとご飯を一緒に炒めて食べます。

これが、また、絶品。

冬の寒い夜に、ぴったりですね。

では、チュンチョンといえば、この曲。

RYUの歌う「最初から今まで」。『冬のソナタ』の主題歌です。

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M2.RYU「最初から今まで」 4:29

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「港の男」
クラウド・ルー
(4分45秒)
<P-VINE PCD-93728>

「最初から今まで」
RYU
(4分29秒)
<AVEX AVCF-29579>

「クェー・ニャー」
フォン・タン
(4分21秒)
<OHUONG NAM FILM NO NUMBER>

「今夜の夢」
イラマ・スペシャル・トリオ
(2分44秒)
<DISCOLOGIA DISCOLOGIA-001>

「マラヤでの一夜」
エフェンディ
(3分08秒)
<DISCOLOGIA DISCOLOGIA-001>

「ワイ・チャイ・ダイ・カー」
ランナー・カミン
(3分33秒)
<GMM GRAMMY G-0547129>

「オブリヴィオン」
沈琳(シェンリン)
(4分40秒)
<SHEN LIN SLCD 0002>

プロデュース:吉村有美子