作家・吉村喜彦のホームページ

加古隆さんのピアノ・ソロを聴きにいった。
 @サントリーホール
加古さんのクアルテットやオーケストラも
もちろん素晴らしい。
でも、やはり、ピアノ・ソロはとくに心に染みとおってくる🍀
加古さん@SH
硬質なリリシズム。
たしかなホネがある。
しかし、音全体がからだをやわらかく包摂し、
ミネラルを含んだ、透きとおった水のように
浸透する。
シンプルゆえに、深く、やわらかい。
それは水墨画に似ている🌿
多彩な色彩が、
多様な音が、
微妙にニュアンスのちがう香りとともに、
浮かんでくる。
なにものにもかえがたい、初夏の午後だった🌳
加古さん

加古隆さん

先日、ちょうど、NHK「映像の世紀〜バタフライ・イフェクト」でカーティス・ルメイ
 (東京大空襲をはじめ日本焦土作戦やベトナムの北爆を指揮。
  「ベトナムを石器時代にもどしてやる」と発言。
  トランプがそれを真似してイランに暴言を吐いた)
をみたところだった。
     *
いま、世界は、そして、日本は、
邪悪で低劣、嘘つきで無能な政治屋(&権力に尻尾をふるマスコミ、官僚、へたれ企業)
に牛耳られ、
ぎりぎりのところにいる。
どうして人間はこんなに愚かなんだろう。
なぜ同じような失敗をくりかえすのか。
歴史の波のなか、ぼくらは、いったい、どこにいこうとしているのか。
それに抗うためにはどうすればいいんだろう──。
憂鬱なときを過ごすいま、
一瞬、音がやんだあと、
加古さんの左手のアルペジオが再びはじまる刹那、
「生命はそれでも続いていくのだ」
という希望を受けとった🪷
こういうときだからこそ、
加古さんの音楽が、静かに、そして力強く、
ぼくらのたましいをより一層満たしていってくれるのだ、
と思った🌺
加古隆と森

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