作家・吉村喜彦のホームページ

十六夜(いざよい)の日に、角川春樹さんから、焼酎をいただきました。
その名も「生涯不良」。
春樹さんが自らプロデュースして生まれたお酒で、
限定2000本の「もち米」焼酎。

宮崎県高千穂(たかちほ)の秋元神社の御神水仕込みです。
もち米からできる焼酎というのは、めずらしい。
アルコール度数は、30度。

そういえば、ベトナムにも「ネプ・モイ」という
もち米焼酎(スピリッツ)がありました。

「生涯不良」

月の光の下で、最初の一杯をいただきました。

淡い金色の液体からは、樽の香りがたちます。
ひとくち飲むと貯蔵庫の澄んだ空気が 想像されました。

かすかな甘みは、少しラム酒のよう。
最も印象に残ったのは樹の香りです。
神聖な森の中で、きれいな水を飲んでいる──そんなイメージでした。

「生涯不良」には、角川春樹さんの書かれたパンフレットが入っています。
とても深い内容なので、一部、引用しますね。

「生涯不良」

「不良とは、何ものにも束縛されない自由な精神であり、生き方である。
社会という檻の中にあっても、その精神は枠の外にある。
人間は何故、この世に生まれたのか。そして、どこへ還ってゆくのか。
人間は、この地球に遊びに来ただけだ、というのが私の究極の答である。
人間は修業をするために生まれてきた、という宗教の見地は嘘である。
人生は楽しむためにある。
生涯不良である私が、人生を楽しむために、一本の焼酎を創り出した。
私が生涯、この一本を飲みたいためである。
名づけて、『生涯不良』。文句あるか」

二子玉川

「文句あるか」がいいですね。

そういえば、平安時代末期に後白河法皇によって編まれた
『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』に、
「遊びをせんとや、生まれけむ」という歌(今様・いまよう)がありました。
楽しみながら、生きましょう!

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