作家・吉村喜彦のホームページ

「くずもち」は、西と東で違うのを知ったのは、

就職して東京に出てきてから。

関西では透明な「葛餅」。関東では、乳白色の「久寿餅」。

*

大阪の生まれ育ちなので、(母は東京のひとでしたが)

東京で、「くず餅」を注文して、乳白色のものが出てきたときは、びっくり。

亀戸・船橋屋のくず餅

亀戸・船橋屋・くず餅

 

関西の「葛餅」は、葛粉からつくられ、

透明で涼しげな見た目です。夏のお菓子といえば、やはり、これ。

 

関東の「久寿餅」は、小麦デンプンから。

三角形に切りそろえられ、食感も「葛餅」よりかたく、

ほのかな酸味があります。

池上本門寺のくず餅

池上本門寺のくず餅

 

関東のもっちりした「久寿餅」。

亀戸天神や池上本門寺、川崎大師などの門前町の名産品となっています。

川崎大師・住吉屋本店のくず餅

川崎大師・住吉屋本店のくず餅

 

じつは、「久寿餅」は麩ふと深い関係があるそうです。

精進料理の材料として、麩は、貴重なたんぱく源として豆腐とともに古くから愛されてきました。

麩は小麦粉から取り出したグルテンをもとに作られますが、

そのとき、水に溶けたデンプンが残ります。

そのデンプンを発酵させ蒸したものが「久寿餅」。

 

そういえば、川崎大師の住吉屋本店で食べた「麩まんじゅう」も

美味しかったなあ。

麩まんじゅう2

麩まんじゅう

麩まんじゅう

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です