作家・吉村喜彦のホームページ

この季節、風がやさしく気持ちいいですね。

大好きなハワイを思いだします。

ハワイの魅力、いろいろありますが、

じつは風の気持ちよさが、ぼくは一番だと思います。

アロハの襟もとから入った風が、

袖や背中に抜けていく感じ。

あれがいいんですよね。

カハナロイヤル

    *

さて。

今日は、そんなハワイの風から生まれたようなリキュール「カハナロイヤル」。

ハワイ名産、マカデミアナッツのお酒です。

液体の色は、夕暮れどきの、淡い黄金色。

ほんのりと上品な甘みがあり、さらさらっとしています。

心をやわらげてくれる香ばしいナッツのかおりが、

暮れなずむ頃の、少し気だるくなった身体にそっと寄り添ってくれる。

 そんな感じのお酒です。

レイカーネ

     *

ぼくが最初にカハナロイヤルを飲んだのは、

ボトルシェイプに惹かれて、でした。

 まるでウクレレやギターを小型にしたようなキュートな形をしているんですね。

 そして、飲んでみると、そのゆったりした味わいが、

ハワイのスラックキー・ギターの音楽のよう。

 

 スラックとは、「ゆるい」という意味。

ギターの弦をゆるめて、オープンチューニングで弾くと、

まさに、ハワイの風のようなサウンドになるんです。

カハナロイヤルを飲むと、気分がゆったりとして、

スラックキー・ギターの音に揺られているような感じになります。

 

これが、また、いいんですね。

で、はじめて飲んだとき以来、カハナロイヤルに ハマったというわけです。

カハナロイヤル2

    *

ハワイにギターを持ち込んだのは、メキシコのカウボーイだそうです。

かれらがスラックキーギターをはじめました。

 

マカデミアナッツは、オーストラリアから入ってきたそうです。

スラックキー・ギターもマカデミアナッツも、いわば移民なわけで、

ハワイの魅力はそうしたたくさんの人や物がミックスされたところにあると思います。

混じり合えば、おいしいんです。

    *

ところで、カハナロイヤルという名前ですが、ロイヤルはハワイ王家をしのんで。

カハナは、ハワイ語で「ターニングポイント」という意味だそうです。

 

昼と夜のターニングポイント=夕暮れどきには、

カハナロイヤルをコナ・コーヒーに入れて、

のんびりと自らを省みる時間にしたいものです。

4/29 カハナロイヤル/インターFM「おとなのラジオ」での全文」 に2件のコメント

  1. さとやまきゃぴたる より:

    まさに音楽遊覧飛行の再来ですね!毎回ほんと楽しみでーす‼️

    • monkeyhouse より:

      どうもありがとうございます! 
      今回、音楽もぼくの希望の楽曲をつけてもらえているので、うれしいです。

      (このメール、ちゃんと通じてるでしょうか?)
      (なんせ、はじめて、ホームページから返信していますので・・)

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