毎年この季節になると、
青山のプーリア料理「リストランテ・コルテジーア」でヴォンゴレ・ビアンコを食べます🍀

 プーリアは南イタリアの、地図でいえば「かかと」のエリア。
海岸線は800㎞に及ぶそうです。
 10年ほど前にはじめて訪れ、
  南の明るい海とワイン、オリーブの美味しさにすっかり虜になりました☀️

 ほどよい湿気と透明な光がイタリアの海辺の魅力。
「なるほどイタリアの青は、こういう光から生まれるのだ」
 と納得できました。

 海のいろが違う。
 空の気配が違う。
 水のけしきが違う。

 胸の底深くまで染みとおるような、
 透きとおったブルーに移ろいゆく夕暮れどきが、好き。
 外のテーブルで白ワインを飲みながら食すヴォンゴレ。
 忘れがたいです🥂

 もちろんワインはプーリア産。
 値段もリーズナブル、しかも「おれがおれが」という妙な主張をしない。
 おのれの分をわきまえ、ヴォンゴレを影から支える──その姿勢が好きです。

 すっきりした味わいだけど、酸味と果実味がしっかりあって、コクもある。コストパフォーマンスがひじょうに高いです。

 もともとヴォンゴレは南イタリアで生まれた料理だそうです。
 アサリが生まれ育った海の味が、
 プーリアの白ワインで引き立つのは、当然かもしれません。


 大好きなプーリアの港町・ガリポリで、
 夕映えを見ながら、また魚介を食べられる日を夢みています😊



