紫陽花、おだやか、小田原城 晴れわたった空の下、遠く波の音が聞こえる。 小田原漁港近くで、アジ三昧の後、 ぶらりと街を歩く。 春には桜がいろどる道も、いまは緑がしたたるようだ。 季節はずれの暑さに疲れ、 道の傍らに見つけた喫茶店(いまや珍しくなった、珈琲をていねいに出してくれる店)に ふらりと入る。 ここのインドネシア珈琲がじつに美味しい。 夫婦ふたりでやっていて、国立からの移住者だという。 みどりの道。 吹きすぎる風。 穏やかに自らの道を生きる夫婦──。 小田原は、いま忘れられそうな、人間性あふれる街の ように思える。 2026年6月3日 monkeyhouse