夏風邪かな、と思った。
頭が痛い。からだがだるい。
しかし、咳が止まらない。
のどは痛くない。熱も上がらないが、咳が続く。
ことに夜がひどい。
いま流行っている百日咳だった。

熊野の川
医者に行き、抗生物質と咳と痰の薬を処方してもらい、3週間。
ようやく机に向かう気力がわいてきた。
猛暑のなか、7月いっぱい、
めずらしく混んだ電車に乗ったり、街なかを走りまわったせいで、
免疫力が弱まり、自律神経もおかしくなっていたようだ。

自由が丘熊野神社
咳がおさまり、口を開けることができるようになったので、
歯の定期健診に行った。
近くには、自由が丘熊野神社がある。
小さな森に入ると、蝉の声に包まれた。
大きなカラスもいた。ラッキー!
八咫烏(ヤタガラス)は、熊野信仰のシンボルだ。
熊野出身の中上健次さんと熊野本宮に行ったときに、
「熊野の神さまはやさしいんだ」
と言っていたのを思いだす。
そういえば、中上健次が尊敬していた三島由紀夫は、
この熊野自由が丘神社で、はじめて神輿をかついだそうだ。

熊野本宮大社
熊野は、「再生」=「よみがえり」の土地。
その熊野神社で会った神の使い=カラス。
酷暑の向こうには、良いことがあるかもしれない。

熊野神倉神社・ゴトビキ岩