宮廷料理から百年古酒まで。
知恵と心とユーモアを味わう上質スローフード紀行。
旅は、那覇の牧志(まきし)公設市場からはじまった。
![牧志公設市場界隈](http://www.monkeyhouse.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/2016111815-yoshimura_mat.jpg)
牧志公設市場界隈
そこは活気に溢れ、子どものころのお祭りや縁日の雰囲気とそっくりだった。二階にある食堂「きらく」の李(り)さんとの会話がきっかけで、ぼくは、ざっくばらんな沖縄の食の魅力に惹かれていった……。
![牧志公設市場二階にある「きらく」](http://www.monkeyhouse.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/2016111817-yoshimura_mat.jpg)
牧志公設市場二階にある「きらく」
![「きらく」の李さん](http://www.monkeyhouse.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/2016111816-yoshimura_mat.jpg)
「きらく」の李さん
![「きらく」の料理](http://www.monkeyhouse.co.jp/wp-content/uploads/2006/07/2016111818-yoshimura_mat.jpg)
「きらく」の料理
国をあげてのもてなし料理だった宮廷料理を食べに、かつての王都・首里へ、神さまと人とが一緒に食事をするお盆の夜を過ごしに友人宅へ、戦後、アメリカや南米の影響を受けた現代沖縄料理へ、フルーツのくに・山原(やんばる)へ。そして、沖縄の心の真ん中に座っている古酒(クース)の世界へ。
人と出会い、風に揺られ、身体で感じながら見えてきたものは。