世界史のなかで、江戸酒を考える」というトークショーをしました![]()
@一般社団法人・監査懇話会の「江戸文化研究会」

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拙著『江戸酒おとこ』のテーマが、なぜ生まれたのか。
●松平定信の「関東御免上酒」キャンペーンによって、
江戸周辺の地酒ブームがおこったこと。
定信は、下り酒(上方からの酒)ではなく、
江戸には江戸の酒を、と考えた。
(当時、江戸での下り酒シェアは 90%)
●酒造りには「腐造」がつきもの。腐ると、蔵元は倒産。
だから、腐造対策に火入れをしたが、
より効果的な方法として
「柱焼酎(はしらしょうちゅう)」=アルコール度数の高い
蒸留酒を加えることを考えた
●小説の中では、蒸溜酒造りを
琉球人・海五郎がする。
●じつは、蒸留酒は世界(の酒)を結んでいる

●焼酎はもともと泡盛の製造技術が鹿児島に伝わって生まれた。
その泡盛は、南中国やタイから伝播した──と
たどっていくと、メソポタミアにたどりつく。
メソポタミアで生まれた蒸留技術は、
東は、インド→東南アジア→沖縄・朝鮮→日本
西は、トルコ→スペイン→アイルランド→スコットランドや
北欧→ロシア
と旅をしていった。
●その蒸留酒によって、腐造が防止された。
(たとえば、ポートワイン、シェリー)

●蒸溜酒は旅する酒。世界を結ぶ酒。
しかも長く熟成できる。ブレンドして、さらに美味になる。
●世界に向かって開かれた酒がたいせつ。
日本では泡盛がまさにそれ。
琉球の知恵や文化に、学ぶべきところがたくさんある。
だから、『江戸酒おとこ』に琉球人・海五郎を登場させた
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そんなこんなを話しました。
あえてパワーポイントを使わず、
ホワイトボードにて。


