水戸にアンコウを食べに行った。
いままで二度、水戸に行ったことがあるが、
この地で、アンコウ鍋は食べたことがない。
まずは、大洗海岸で太平洋をみて、水戸市街へ。

はじめてゆっくりと街を歩いた。
空が広い。
高い建築がないからだ。なんだか、ホッとする。
珈琲専門店が多い。
人びとの反応にユーモアがあって、やわらかい。
さすが徳川御三家の水戸藩の城下町。
文化度がたかい。(残念ながら、水戸芸術館はお休みで行けなかった)

ホテルから歩いて、鮟鱇鍋の「山翠」に。

食べられる鮟鱇は、すべてメスとのこと。
オスはメスに寄生するため、単独で大きく成長することがない。

市場に出回っているのは、体が大きくなるメスだけだという。
メスは最大120㎝ほどになるが、
オスは数㎝。最大でも15㎝ほどらしい。

「山翠」では、秘伝の焼きみそで味付けされた鮟鱇鍋がでる。
鮟鱇は、グロテスクな見た目に似合わず、その味は淡泊でさっぱり。しかも捨てるところがない。

酒は、「一品」。水戸で生まれた酒だそうだ。
サラッとしていて、甘辛い鍋に合う。

「山翠」のおねえさんも、鍋は2名分頼むと、少々、量が多いかも、
と率直に言ってくれたり。
正直で、とてもいい。
さあ、明日は偕楽園と那珂湊おさかな市場に行こう。


