作家・吉村喜彦のホームページ

JF全漁連のWEBメディア「サカナディア
での連載。
今回は「江戸前寿司には、江戸の酒」🍀
https://sakanadia.jp/sakana/edo_style_sushi/
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 浅草「弁天山美家古(べんてんやまみやこ)寿司 」
 は一番好きなお寿司屋さん。
弁天山1
 創業は1866年(慶応2年)。
 江戸前寿司の始祖・華屋与兵衛の流れをくむ初代が、
 浅草寺鐘楼の下で開いたそうです🌿
弁天山美家古
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 いま、つけ場には五代目・内田正さんと六代目・山下大輔さん。
 冷蔵庫などのない江戸時代、
 下ごしらえをしないと、ネタはすぐ傷んでしまった。
 その伝統をいまも頑なに守り続けています。
弁天山2
 酢飯。
 仕事をほどこされた寿司ダネ。
 新鮮なわさび。
 煮きり醤油。
 この四つのバランスが絶妙です🍣
弁天山3
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 しかも、店の雰囲気もいい。
 これほどの老舗でありながら、つけ場に立つ大将は威張らず、
 しゃしゃり出ることもない。
澤乃井
 つねに謙虚で、あかるい。
 お客の話をちゃんと聞く。
弁天山4
 なんといっても、
 江戸から続く「町場の寿司屋」の空気感を保っているのが、
 いいんですね🥰
弁天山5
弁天山6
弁天山7
 合わせるお酒は、もちろん江戸(東京)の酒。
 澤乃井です。
澤乃井樽

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